競輪のレースの一つ「ミッドナイト競輪」。
レースは大体21時過ぎ〜23時に開催されているので、仕事終わりのサラリーマンでも予想を楽しむことができます。
しかし、「ミッドナイト競輪で予想をしてみたい!」 と思っても、どのような買い方をすれば良いか分からない競輪予想初心者の方もいるはず。
そこで今回は、ミッドナイト競輪で稼ぐためにおすすめの買い方や予想方法をご紹介します。
ミッドナイト競輪と通常の競輪の違いは?
ミッドナイト競輪の予想方法などを知る前に、まずは通常の競輪レースとの違いを理解しましょう。
2つのレースの主な違いは
- 通常の競輪→9車立て、ミッドナイト競輪→7車立て
- ミッドナイト競輪の方が競走距離は短い
- ミッドナイト競輪はレースを競輪場で観戦できない
この3つの特徴から、ミッドナイト競輪は自宅にいながらレースが見られる、かつ通常のレースよりも競走距離が短いことからスピード力を重視したレースだと言えますね。
ミッドナイト競輪の予想方法とは?
ミッドナイト競輪は通常の競輪と異なる特徴があるため、独自の予想をする必要があります。
ここでは、ミッドナイト競輪で勝つための予想方法をご紹介します。
- 3人ラインに注目する
- 先行選手に注目する
- 単騎の選手は重視しない
- 開催場のバンクの特徴を把握する
- レースによって戦略を変える
以上の5つを意識して予想をすると、的中がしやすくなりますよ。
予想方法①:「3人ライン」に注目する
ミッドナイト競輪では、「3人ライン」に注目しましょう。
「7車立て」で行われる、ミッドナイト競輪のレース。つまり、ラインの作り方が通常の競輪レースの「9車立て」とは異なります。
7車立てでは具体的に
- 3人-2人-2人
- 3人-3人-単騎
- 3人-2人-単騎-単騎
以上のようにラインが組まれることが多いです。そして、ラインの列は長いほどレース中のポジション取りで有利になりやすいです。
そのため、3人のライン構成に注目して予想を立てましょう。
予想方法②:先行選手に注目する
3人ラインのうち、先行選手に注目しましょう。
先行選手は、長い時間スピードを維持できる「地脚タイプ」の選手が担当することが多いです。
また、通常のレースではレース終盤まで先行し、「逃げ」を決めることが得意です。
そして、ミッドナイト競輪は、通常のレースよりも競走距離が短いことが特徴。
そのため、先行選手は終盤まで体力を温存でき、トップスピードを保ったまま逃げ切ることができます。
また、短距離のため一番後ろのポジションからでもまくることができるので、「まくり」が得意な先行選手も活躍しやすい傾向があります。
以上のことから、ミッドナイト競輪では先行選手に注目しておきましょう!
ミッドナイト競輪でのラインの組み方
ミッドナイト競輪での、選手のラインの組み方をご紹介します。
具体的には、
- 「先-追-追」「先-追」「先-追」の3分戦
- 「先-追-追」「先-追」「先」「先」の4分戦
以上が多いとされています。
そして、「ラインAの先行-ラインAの番手」や「ラインAの先行-ラインBの先行」という決着になるケースが多くなります。
予想方法③:単騎の選手は重視しない
ミッドナイト競輪では、単騎選手を重視せずに予想を立てましょう。
ミッドナイト競輪のラインは「3人-3人-単騎」や「2人-3人-単騎-単騎」で形成されることが多くなります。
実際、第2レースを見てみましょう。
出典:オッズパーク
上の画像を見ると「24ライン」「173ライン」「5単騎」「6単騎」なので、「2人-3人-単騎-単騎」になっていますね。
単騎の選手はレース中盤のポジション取りが難しく、ラインを組む選手に比べて1着に入ることが難しい傾向にあります。
そのため、基本的には「単騎の選手は2着まで」と考えておきましょう。
ただし、単騎の選手の競走得点や勝率が他の選手と比べて圧倒的に高い場合は、1着の可能性も視野に入れておきましょう。
予想方法④:開催場のバンクの特徴を把握する
ミッドナイト競輪を開催している競輪場は、全国に22カ所あります。そして、各競輪場によって、バンクの特徴が異なります。
ミッドナイト競輪を開催している競輪場を特徴とともにご紹介します。
- 函館:特にクセのない標準的なバンク。海風による影響がある
- 青森:カントがややきつく、直線も比較的長い
- 弥彦:4コーナーの緩和曲線がきつく、最後の直線が長い
- 前橋:日本一カントが急。国内唯一のバンク周長
- 宇都宮:直線部がやや長く、カーブのきつい平らなバンク
- 西武園:400mバンクの中で比較的カントが緩く、直線が短い
- 松戸:直線が全国有数の短さ。カントが333mバンクの中で最も緩いため、逃げ・先行が有利
- 川崎:ややカントがきついが、一般的な400mバンク
- 伊東温泉:直線が長いため、400mバンクの感覚に近い
- 名古屋:クセがなく、日本一走りやすいと評判のバンク
- 大垣:年間を通して伊吹おろしが吹く。どんな戦法にも風の影響を受ける
- 豊橋:直線が長く、カントが若干きつい。冬~春にかけ、バックストレッチ側で向かい風となる
- 松阪:くせのないマッコーネル緩和曲線。カントがややきつめのバンク
- 四日市:直線が長い。バック側が海に面しているので風が強い
- 奈良:バンクは小さくて丸く、ゴール前の直線が短い。最大カントは約33度と大きい
- 玉野:円に近い形でクセも少ないバンク。ミッドナイト競輪時は風の影響を受けにくい
- 高知:500mバンクのなかで最も直線が短い。カントも緩いので先行選手が有利
- 松山:高速バンクで、自力選手が有利。風の影響は受けやすい
- 小倉:ドームのため、風の影響を受けない。豪快な「まくり」が決まりやすい
- 武雄:直線は60mで、400mバンクのなかでは全国有数の長さ
- 佐世保:直線が400nバンクのなかで最も短い。逃げ・先行タイプが若干有利
- 別府:直線はやや長く、季節を問わず風が吹く。追い込みが有利
各競輪場ごとに、有利な選手やバンクの特徴は異なります。バンクは予想に重要な要素のため、特徴を押さえておきましょう。
また、バンクの長さなどは出走表などで確認できます。レース本番前に確認をしておくことをおすすめします。
予想方法⑤:レースによって戦略を変える
ミッドナイト競輪では、レースによって戦略を変えると予想が的中しやすくなります。
ミッドナイト競輪は、下記の3つで開かれています。
- A級1・2班戦:幅広い選手が在籍
- A級3班戦:デビューしたばかりの新人選手やベテラン選手
- ガールズケイリン:女子選手のみ在籍
A級1・2班戦は混戦になりやすいため、選手の成績や強さを確認してから中穴を狙いましょう。
一方、A級3班戦とガールズケイリンでは、選手の実力差がはっきりしているので競走得点や勝率が高い選手を1着にした鉄板を狙いましょう。
ミッドナイト競輪でのおすすめの車券の買い方は?
ミッドナイト競輪のレースで車券を購入するときのおすすめの車券の買い方をご紹介します。
- 一番人気の組み合わせ以外を購入する
- 先行選手に注目する
おすすめの買い方①:一番人気の組み合わせ以外を購入する
ミッドナイト競輪では、一番人気の組み合わせ以外を購入しましょう。
ミッドナイト競輪は現地でレースを観戦することができず、インターネット投票でしか投票できません。主な車券の購入者は、競輪歴の長い予想上級者ではなく、初心者が中心。
そして、初心者はまだ競輪予想に慣れていないため「とりあえず一番人気を買っておくと安心」と考える傾向にあります。
一番人気の車券を購入すると、オッズは低くなってしまう可能性が。ミッドナイト競輪で稼ぎたい場合は、一番人気以外の車券を購入するようにしましょう。
おすすめの買い方②:先行選手に注目する
ミッドナイト競輪は、競走距離が通常のレースと比べて短いことが特徴ですよね。
そのため、先行選手が最後までトップスピードを維持して走りやすいです。よって、車券では先行選手に注目して購入しましょう。
例えば、2020年1月27日に豊橋競輪場で開かれた「WinTicket賞争奪戦」第5レースを見てみます。
※出典:オッズパーク
予想のラインは上の画像の左下を見ると、「715ライン」「36ライン」「42ライン」の3分戦となっています。
ミッドナイト競輪では先行選手に注目すると良いので、7番車と3番車を中心に予想を立てます。
そして、「ラインAの先行-ラインAの番手」や「ラインAの先行-ラインBの先行」がミッドナイト競輪では出やすいので、今回のレースでは1着と2着を
「7-1」「7-3」
と予想した車券を購入すると良いでしょう。実際に、レース結果を見ると
1番車、7番車が1着、2着に入っていました。
よって、ミッドナイト競輪では、先行選手を重視して買い目を決めましょう。
まとめ:予想のコツをマスターしておすすめの買い方で購入しよう
今回はミッドナイナイト競輪で稼ぐために、おすすめの買い方や予想方法をご紹介しました。
〜「ミッドナイト競輪」おすすめの買い方や予想方法まとめ〜
- 3人ラインに注目する
- 先行選手に注目する
- 単騎の選手は重視しない
- 開催場のバンクの特徴を把握する
- レースによって戦略を変える
- 一番人気の組み合わせ以外を購入する
- 先行選手を軸にする
ミッドナイト競輪は、仕事で遅くなっても、自宅でくつろいでいるときでも楽しめる、新しいスタイルの競技。
しかし、通常のレースとは異なるルールがあるため、予想をする際は念入りに対策をすることをおすすめします。
ぜひ、予想のコツをマスターし、おすすめの買い方で購入してみてくださいね。